まずは、土用の丑について。
今回のもぐログ。
まずは土用の丑の日について、知る所から始めてみましょう。
すっかりに馴染み深い、夏の恒例行事となった【土用丑の日】。
牛丼チェーン、コンビニが火付け役となっている感のある、この【企画】、いやイベント(!?)。
バレンタインデーもチョコレート販売の会社が仕掛けているという話ですが、、、
丑の日も少々、商業的な香り(かほり)が、、、するような、しないような。
うーん、、、しない!!笑
と言う事で、商業的ではなく伝統行事とされる、土用丑の日。
まず順番に『土用』について知ってみましょう!
土用の丑の「土用」とは。
【土用】というのは、立秋(8月6日or7日or8日)の18日【前】の期間ことを指します。
四立(立春、立夏、立秋、立冬)の【前】、約18日の期間のことです。
立(春、夏、秋、冬)とは、1年間を24に分けた時の【二十四節気】の始まりに当たります。
立秋(8/6or7or8)の【前】、約18日間:7/20~8/6頃
夏では無く、ほぼ秋!
暦的には秋に移り変わる時期の行事なんですね〜。
つまり、土用丑の日とは。由来も含めて。
約18日間の『土用』の期間のうち、
【12日周期】で割り当てられている十二支が【丑の日】の日が、 『土用丑の日』なのです。
何故『土用丑の日』に鰻を食べるのか?
その由来とは??
その由来については諸説あります。
一つとして、日本のエジソン!発明王として知られる「平賀源内」です。
商売が上手く行かない鰻屋が、夏に売れない鰻をなんとか売れないかと源内に相談にしたのが事の発端。
「本日、丑の日」という張り紙を店に貼ることを勧めたそう。
その発案の何が功を奏したのかは、源内のみぞ知るということですが、うなぎ屋は大繁盛になったのです。
他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したというのが始まりだそうです。
その張り紙がヒットした背景の一説に、
当時は、 丑の日にちなんで、「う」から始まる食べ物を食べると夏負けしないという風習があったそう。
つまり、本来の考え方だと「丑の日」は、牛ステーキや牛焼肉、梅干し、馬刺など、「う」が付いていれば何でも良かったんですね〜
特に焼肉だったら、スタミナ!うなぎが抱くキャッチフレーズと同じですから、
「丑の日は焼肉!」みたいなのは定着すると選択肢が増えて面白いんですが笑
ですが、2015年の土用の丑の日(7月24日)。長焼きを買いに行ってきました。
こちらは、岐阜市六条のうどん・そば「田毎(たごと)」さんの西側。
日本料理に力を入れて、会席料理や御膳、定食を展開している「田毎 創味庵(そうみあん)」さん。
夏の名物と言うと、本店から受け継ぐ伝統のお蕎麦と、、、
そうです!炭火焼の「うなぎ」!
こだわりのうなぎ、炭焼き、タレで作られる「うなぎ料理」です。
蕎麦のイメージが強かったのですが、すっかり定着してきていますね。
毎年、売上本数を伸ばされているそうです!
僕も創味庵さんの味が好きで、丑の日と聞くと、ついつい買いに行きたくなっちゃいます。
この日も、多くの方が「長焼き」を求めて足を運んでみえました。
この日は店先にテントを構、U字溝を利用した特設の焼き台がズラリ。
焼き台の先頭には、料理長の斎藤さんが丹念に長焼きを焼いてみえました。
斎藤さんは岐阜の有名ホテルでの日本料理店の経験の他、ご実家が「うなぎ屋」さんということで。
ご実家の先代から受け継いだ技を大事に守っていらっしゃいます。
購入したのは「うなぎ長焼き(2300円)」※クーポン利用時
肝焼きの他、お弁当も販売していました。
家族の分も含めて購入。
普段の店内とは異なり、目の前で焼き上げるので迫力があります!
そして、炭火の熱気!
只でさえ暑い日だったのですが、後から行った自分の方が熱中症になりそうでした笑
職人さんが手にマメを作りながら真剣に焼いて見えました。
そして焼き上がった炭焼きうなぎ!
香ばしく、タレの甘い香りが鼻の奥をくすぐります。
肉厚で大振り!食べ応えもありそうです。
パッケージに入れて渡してくれます。タレ付き。
入りきれるか心配だったのですが、ジャストサイズ!
ギリギリですが、ちゃんと入りました笑
右が統括の加藤さんと、左が河村さん。
どんどん焼き上がってくるうなぎを忙しそうに梱包してみえました。
この日のうなぎ販売本数はなんと「約1500尾」!
去年と比べ、1割増ということで、年々ファンが増えていっていますね!
すごい記録ですが、とりあえず皆さんお疲れ様でした。
こうして丹念に仕上がった長焼き、持ち帰って頂いたのですが、持ち帰りでも美味しかった!
「家族みんなで集まってうなぎを食べに」とはいきませんでしたが、こういう形でも「土用の丑の日」を満喫できて良かったです。
スーパー、牛丼チェーンなどのうなぎも手軽で良いけれど、職人さんの手によって焼いた長焼きもいいですよ!
丑の日は二度来る!次は「8月5日」。
そうです、丑の日は2度あります。
前日の通り、「12日周期」で考えると、さらに12日後の丑は8月5日になります。
今回逃した方も、まだチャンスがあります!!
ぜひ、うなぎ、焼肉、馬肉、梅干し、瓜、うどん、、、食べて夏負けしないように取り組みましょう!
ちなみに、創味庵さんは店内でもうなぎを食べられますよ!
おすすめは「ひつまぶしコース」(3,500円税抜き)
コース内容は、小鉢、お造り、焼き物、茶碗蒸し、揚げ物、ひつまぶ、吸い物、香の物、デザートと内容充実でこの価格!
ひつまぶしは小ぶりですが、これだけ他に色々食べられるのはお得ですよ!
もし、それでも「うなぎ」を選択される方がいらっしゃいましたら、二の丑のお食事にいかがでしょうか?
蕎麦や御膳メニューが充実しているので、うなぎが苦手な方も安心です。
田毎 創味庵 (たごと そうみあん)
- 岐阜県岐阜市六条南2-18-8
TEL:058-275-2888
- [昼]
11:30~14:30(L.O.14:00)
[夜] 17:00~21:30(L.O.21:00)
【定休】月曜(祝日の場合、翌火曜休)
駐車場:あり
【業態】日本料理店
【ジャンル】和食、うなぎ、蕎麦
【ホームページ】食べログ
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